嫁・姑のことわざは穏やかではない

 ここで思い出したが嫁・姑(これも女偏が続く)のことわざに「姑の仇を嫁が討つ」がある。

姑にいびられた嫁が後なってに自分の息子の嫁をいびることによってその恨みを晴らすとの意味だが、ここにも執念と怨念の実態が隠されており女性の心中は凄いの一言。

この調子では、代々続くかぎり嫁いびりが続くということで、とにかく恐ろしい世界である。

談だが、ここで「舅(しゅうと)と姑(しゅうとめ)は、正式には夫または妻の父が「舅」で、夫または妻の母が「姑」である。

また、姑・嫁は古来から仲の悪い代表のように言われ、ことわざにもこんなものがある。

 ①嫁と姑が仲がよかったら釜が割れる

 ②嫁と姑は犬と猿、嫁と姑は先の世も敵同士

 ③嫁と姑の仲のよいのは盆暮れ三日

 ④嫁の留守は姑の正月

など、ことわざに穏やかではない。

ここには女同士の執念、怨念、嫉妬、いじめ、いびり、などが隠されている。事実、女性の目から「女の執念は恐ろしいわよ」という言葉も聞こえる。ところで世間には「鬼ばばあ~」はあっても「鬼じじぃ」はいない。意地悪ばぁさんも同様である。「昨日の嫁は、今日の姑。姑は嫁の成り下がり、姑の仇を嫁が討つ」。女性から総攻撃されたくないので今回はこの辺で終りにしたい。

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男のことわざ

ここで漢字には男偏がないのも

真か不思議と言っておこう。

 歴史を振り替えると、世界の偉人も妻や愛人の嫉妬によって、結局は地位を投げ出した

例は数知れない。女性は昔から“禁断の味”になぞらえ、クレオパトラなど、女性にまつ

わる人間模様は歴史からも様々に浮き彫りとなる。“禁断の味 摘んで一生 棒に振る”

 ところで今まで女性のことわざばかり取り上げたので、ここで少し男のことわざを紹介しよう。

昔から「男は度胸、女は愛敬。男が廃(すた)る。男を上げる。男を売る。男を磨く。外

に出れば七人の敵。男が立つ」など、男性にはこんな言葉の使われ方をする。女性から見

ると「都合がいい」ような感じだが、ここには男性の名誉を重んじる「美学」が隠されて

いることを女性たちは知ってほしい。ここで思い出すままに少し男性にまつわることわざをもう少し紹介すると次のようなものがある。

 ①男やもめにウジが沸き、女やもめに花が咲く

 ②男は敷居を跨(また)げば、7人の敵あり

 ③男のロマン、女は我慢

 ④男の甘え、女の気前

などだが、男の諺には不当に痛罵(つうば)するような言葉はどこにも見当らない。現代の女性が聞くと怒り心頭だろうが昔の知恵者は悪気はなく、女性をジョークの対象にして面白がっていたのかも知れない。前述した女性のことわざは現代でも通用しそうだが、だけど男性にとっで禁断の味”はいつまでたっても手に負えないことだけは間違いない現実である。

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諺が生まれた所以(ゆえん)

封建社会では女性の評価が著しく低く、現代社会ではブラック・ジョークでも済まされないと思われるものも多い。

これは男性社会が生み出したことわざだからとする見方もあるが、しかし、いつの世も男性にとって理解できないのが“女心の乱れ”である。これは現代社会でも変わりがない。

そこで手に負えない女性を揶揄(やゆ)し、こんな諺が生まれた所以(ゆえん)がその根底にあるのかも知れない。裏返して考えると、一部のことわざには結局、男性たちはいつの時代でも女性たちの心中・行動にはホトホト手をやき、始末に負えなかったことがこの辺からも浮き彫りになる。

余談だが、日本の女性は世界一嫉妬深い? のではないかと考える。

その根拠に欧米ではお化けも対等に出るのに日本では女性だけが出てくるところが真か不思議。

その嫉妬深さが如実に表れていると思うのだがいかがかな? 

それに「嫉妬」の漢字は女偏が並んでいることを考えると「やっぱりそうか」と思いたくなる。

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儒教の教え

ここで少々気になるのは、この言葉は儒教の世界でも使われていることである。

 また「儀礼」に、「婦人に三従の義有りて、専用の道無し」とある。

 儒教ではそれに「四徳」を加え、「三従・四徳」が女性の道徳の基本とした。

 この「四徳」とは、

  1婦徳(女として守るべき道徳)

  2婦容(女として素直な態度)

  3婦功(妻としてなすべき仕事)

  4婦言(女としての言葉遣い)

 のこと。

 儒教の教えでも男性本位の姿勢が如実に表れいるが、現代の女性たちにはまったく

 通用しない教えなのは間違いない?

つづく

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そのほかことわざ3つ

③「男は松、女は藤」

 「女は藤の蔦(つた)のように男に巻き付き、すがって生きていくものだ」

 との意味合いがある。これなどは現代の女性が聞いたら

 「フン。何よ! 男っていらないわよ」ってな感じかもね!? (恐ろしい?)

④「朝雨女の腕まくり」

 「朝の雨も女の腕まくりも大したことはないので、恐れることはない」の意味。

 だが、心底から強くなった現代の女性からは、この実態はまったくといって言いほど

 伺うことはできない?

⑤「女は三界に家無し」

 女は「若いときには父親に従い、嫁にいっては夫に従い、老いては子に従い、

 で世の中に家を持つことがない」の意味。この三者への服従が「女性の三従(じゅう)」

と言ったが、このことわざも相当なもので封建社会では女性の地位の低さを象徴している。

だが、現代社会では「とんでもない! 」の一言が聞こえそう。

つづく

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「女の目には鈴を張れ」

②「女の目には鈴を張れ」

「女の目は、鈴のように丸くぱっちやりと見開いた人がよい女性で、嫁にもらうならこんな女性がいい」の意味。これに対して、「男の目には糸を張れ」がある。これは「男の目は細く切れ長なのがいい男」と、昔は評価されていた意味合いがあるのだそうだ。

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「女賢しゅうして、牛売り損なう」

なるほどと思うが、何となく卑下することわざばかりであまりいい言葉が並んでいない。これは、ことわざの中にも封建的な社会では女性が抑圧されていた背景が浮き彫りになる。

だが、ここでよく考えると男性の世界にはない「恐ろしい?ことわざ」が相当多いのも事実である。まぁ~この辺までは意味としては理解できるが、

例えば次のようなものもある。

①「女賢(さか)しゅうして、牛売り損なう」

 この意味は、「女は利口のように見えても、先々や周囲全般を見通すことが不得意なので

 事を損じることが多い」の例えだが、この場合「牛を売る」は、社会的活動をするとの

 例えにも使われる。ということで、「女の賢さは役立たず」と、地域の社会進出に

 ブレーキをかけたことわざでもある。

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昔から女性を揶揄したことわざは多い

 昔から女性を対象に揶揄したことわざは男性より多い。

男女を対比することわざに「男は度胸、女は愛敬。男の母似、女は父似」などが思い出されるがここで女性のことわざを思い出すままに記述するとこんなものがある。

例えば……

 ①女三人よれば姦(かしま)しい

 ②悪妻は百年の不作(どこの世界にも悪夫の言葉がないところがおもしろい)

 ③女は魔物(江戸時代の諺にある)

 ④女の言うこと聞くべからず

 ⑤女の知恵は鼻の先

 ⑥雌鶏(めんどり)うたえば家亡ぶ(中国のことわざ)

 ⑦女三人あれば身代が潰(つぶ)れる

 ⑨女の仕返し三層倍

 ⑩女の一念岩をも通す

 ⑪女と小人は養い難し

 ⑫秋茄子は嫁に食わすな

などが思い浮かぶ。

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